M
今回のテーマは、「バイオリズム」です。バイオリズムは大きな枠組みですが、1日の中でも身体・感情・知性は変化すると感じています。月単位や年単位でも捉えることができる概念だと思いますが、Fさんはご自身または業務の中でバイオリズムを意識されることはありますか?また、具体的なエピソードがあれば教えてください。
F
体調や気持ちの変動は日頃からできるだけ細かくみようと意識して過ごしているような気がします。体調は起床時、業務に入る前、寝る前など、自分の中でのチェックポイントがあります。『頭のてっぺんからつま先まで』全身を上から下へスキャンするようなイメージでチェックしています。“今日は少し肩が凝っているな”とか、“足が重たいな”などキャッチして早めに対処するようにしています。ちなみに集中を要する時も同じ作業を行っています。月単位ですと女性はホルモンバランスの変化が気分や体調とも深く関係がありますので、長年アプリで記録をつけています。
気持ちは一日をふりかえり、一言でも手帳にメモするようにしています。今年は、笑顔や泣き顔などの表情のマークをつけて楽しんでみています。
M
Fさんらしいエピソードですね。身体・感情のバイオリズムに関してはとても敏感に感じているようですが、一年を通じて、又は四季を通じての変化はありますか?また、この時期は身体・感情が落ちやすいので気をつけていること。逆に身体・感情の高まりを有効に使っていることなどがあれば教えてください。
F
季節や気候の変化にも影響されやすいため、なるべく自然のリズムに合わせた生活の方が調子よく過ごせると思っています。季節の食材を食卓に取り入れますし、行事を楽しむ時間も大切にしています。
私は真夏の暑さや湿度が好きで、太陽の光に照らされるととても活力が湧いてきますので、夏は予定を多く入れて活動的に過ごします。反対に寒い時期と乾燥が苦手なので、冬眠、はできなくとも暖かくしてエネルギーを蓄えるようにしています。
3月4月の環境や人間関係の変化が大きい春は気が張りやすいので、余裕をもったスケジュールで休日はできるだけ自宅で過ごします。若い時の失敗を教訓にしています。
身体や感情の高まりは毎日どこかの瞬間で、度々生じています。幸せの閾値が低いので、小さな喜びが溢れやすく周りの人と共有して分かち合うことが多いですね。他には、高まりの勢いで料理を大量につくることもあります。
とっておきのお仕事というか、自分の現在の力量に対して難易度が高いお仕事や、初めて挑戦するお仕事は、ざっと表面だけ整えておき、高まりの波がきたときに一気に仕上げることがわりと多いです。
M
知性のバイオリズムとして、私は午前中に思考を働かせて、午後は体を動かす作業やコミュニケーションを取るようにしています。また、朝はバランスを考えた食事、若しくはドリンクだけにする。他には朝のうちに少し歩いて血流を回すなどして午前中の知的な生産性を8時から11時の3時間に高めるよう努めています。Fさんは時間帯関係なく思考ができるように感じるのですが、知性のバイオリズムはありますか?
F
とても健康的ですし、ご自身のことをよく理解されているのですね。私はひとたび事物の現象に興味をもってしまうと、時間帯関係なく思考のスイッチがオンになってしまうタイプです。“どうしてこうなるんだろう?”という問いが浮かぶと、探求心が加速して自分が納得できる結論に辿り着かないと気が済まないところがあります。
ただ、歳を重ねたことと家族の生活リズムに合わせる暮らしによって、夜中や朝方はオフにできるようになりました。過集中も少なくなりました。
M
年齢の変化はありますよね。今の私にとっては思考できる時間は貴重なので、できるだけ有意義に使いたいと考えています。バイオリズムは波だと考えますが身体・感情・知性それぞれの波があり、その他にも影響していることは無数にありますよね。時には全てが低調になることもあると思いますが、Fさんなら身体・感情・知性のどこからアプローチして波を高めて行きますか?
F
時間でマネージメントされることが得意で、尊敬します。
休日であれば、身体からアプローチしています。カフェインを摂ってから昼寝をすることが多いです。昼寝に幸せな思い出があり、カーテンを開けて日の光を入れながら横になる時間が至福のときです。起床したら音楽をかけて気持ちをあげて取り組みはじめると、調子があがっていきます。
仕事の日であれば、これは知性からということなのでしょうか。不調なときはその日中にやらなければならないような重要な仕事だけにタスクを絞ってしまいます。これを自分に言い聞かせてタスクのメモに色をつけて、それが終わったら二重線を引きます。自分の中では達成した、よくやったと思えますし、業務終了です。あとは気の向くままに適当に仕事をします。
お天気と同じでよい日もあれば悪い日もあることが当然です。ただ、悪い流れがつづくときはリセットします。いつもとちがう行動をするようにします。Mさんは低調なときはどのような工夫をされているんですか?
M
低調を感じたら、私も身体へのアプローチをします。山に登る、公園を散歩する、サウナへいく。どれも身体をリフレッシュさせて感情や知性を安定させます。チームをまとめる立場からすると、誰もが波を持って仕事に取り組んでいるわけですから、それぞれのリフレッシュ方法を知っておくのは有効かもしれませんね。読者の皆さんにとっては、Fさんの普段の生活から自分も取り組んでみたいと思うものもあったと思います。自分なりのバイオリズムとの付き合い方を実践して、毎日を豊かにしてくださいね。
ダイアローグとは、単なる情報交換を超え、参加者同士が相手の意見や考えを深く理解し、共感を深めながら、新たな視点や行動の変化を生み出す「対話」を意味します。
組織では、相手と自分との間に「相互理解」と「共通の理解」を築くためのコミュニケーション手法として用いられ、信頼関係の構築や創造性の育成、組織力の向上に繋がります。
組織をマネジメントする立場にある人にとっては欠かせないスキルです。ただ、センスで乗り切っている人が多いと感じる印象もあるので、具体的な対話で学べるように表現してあります。
