巡る
『巡る』
吸って吐いて呼吸が巡る
心臓が動いて血液が巡る
食べて出して命が巡る
受け取って与えてエネルギーが巡る
山に日が落ちて闇の中
朝日きらめく海の上
月と太陽が交互に巡る
地球が巡る 宇宙がつづく
あなたが巡る わたしも巡る
なんて素敵な世界だろう
今回お話させていただくのは、「循環」という考え方です。
山や海、深い自然の中に身を置いて癒された経験のある方はきっと多いだろうと思います。私たち人間もまた、大きな自然と調和しながら存在している命の一つにすぎません。
大地や風を感じるとき、自然のリズムが取り戻され、大きなの循環の中に生きることが思い出されます。
悩みや苦しみが深くなる時というのは、たいていこの循環が止まっている時ではないでしょうか。
自分という小さな器の中に、感情やエネルギーを溜め込んで、外から守ろうとしてしまう。自分を守ることが必要な時期、というのももちろんあるでしょう。
ただ、水溜まりの水が腐りやすいのと同じで、自分の中だけでエネルギーを回そうとするとやがて水は濁っていきます。
体を動かしながら道を歩み続けると、川のようにエネルギーが流れています。
外から入ってきたエネルギーや愛情を受け取り、それを自分のフィルターを通して、また外へ流していく。
あなたが今日、誰かのために本音で笑うこと。
誰かのために、心を込めて料理を作ること。
誰かの幸せを願いながら、懸命に働くこと。
いずれも、自分が持っている熱を、外の世界に分け与える行為です。その「命の燃焼」こそが、あなたの「道」です。
そして、あなたが燃やしたその明かりは、必ず誰かの足元を照らします。そうやって、道と道はつながっていくのだと思います。
その時の状況に「適応」するために、小さくまとまって立ち止まり続ける必要はありません。自分を見つめ続けることをやめて、窓を開けて歩き出してみませんか。
あなたの中にある答えは、外の世界との関わりの中で、より鮮明な輪郭を持って浮かび上がってくるはずです。
あなただけのよい「循環」が、見つかりますように。
