悩んだ時のヒント

話を最後まで聞く

傾聴って難しい

相手の話をよく聞く、簡単そうで難しいことです

私は今でも、うまくできていないと感じます。

会話とはお互いが言葉を発することで成立しますが、思考して言語化するスピードは全員違います

これが、話を最後まで聞くことを難しくしているように感じます

例として次の会話は思考と言語化の速度が速いAさんと、ゆっくりなBさんの例です。

A「なんか、この前、悩みがあるって言ってたよな」
B「……うん」

A「人間関係のこと?それとも仕事?」
B「両方かな」

A「人間関係って、家族?職場?友達?」
B「……親」

A「あー、前に“うざい”って言ってたよな」
B「うん」

A「何言われたんだ?」
B「……いい年して、休日ずっと家にいるなって」

A「そりゃもう、実家から出た方がいいんじゃないか」
B「うん……でも」

A「距離取った方がいいよ。親なんてそんなもんだろ。離れれば悩みも消えるって」
B「そうかな……」

A「やってみてから考えればいいんだよ」
B「……」

A「そうやって悩んでばかりで行動しないから、余計に困るんだろ」

これにBさんの心の声もいれて見ますね

A「なんか、この前、悩みがあるって言ってたよな」
B「……うん」
何から話そうかな

A「人間関係のこと?それとも仕事?」
B「両方かな」
悩みが多くて

A「人間関係って、家族?職場?友達?」
B「……親」
とりあえず昨日のことを

A「あー、前に“うざい”って言ってたよな」
B「うん」
よく言ってるから

A「何言われたんだ?」
B「……いい年して、休日ずっと家にいるなって」
昨日言われたんだよな

A「そりゃもう、実家から出た方がいいんじゃないか」
B「うん……でも」
今日は仕事のこと話そうと思っていたんだけど

A「距離取った方がいいよ。親なんてそんなもんだろ。離れれば悩みも消えるって」
B「そうかな……」
母親が悲しむのはちょっと

A「やってみてから考えればいいんだよ」
B「……」
話を変えたいけど

A「そうやって悩んでばかりで行動しないから、余計に困るんだろ」

この会話の裏では何が行われているかというと全く噛み合ってないということです

速く走れる人は、速く走ることもゆっくり走ることも相手に合わせて走ることもできます

もし、あなたが会話しているときに相手の思考より自分が速いと感じたら、相手に合わせることを意識してみると相手が安心できるかもしれません

ちなみに自分より思考の速い人と会話する時は

自分もよく理解したいから、時々自分の言葉で理解を確認させてもらっていいかな?と伝えるとより傾聴が深まります

ポイントとしては 目を見て 目の動きを見ると基本的には脳のどこにアクセスするかが理解できます 皆さんも実際に考えてみてください

保育園、幼稚園の頃 一番好きだった 遊びは何ですか?

と聞かれると目は右上の方に向かっていきませんか

過去の記憶にアクセスするために 目がその位置を表すと言われています

相手の目を見て、思考中なのか、または表情を読み取りしっかり反応できると相手が安心します

あなたの言葉が相談してくれた相手の言葉を引き出すような時間的な余裕があるのかどうか

今自分がしゃべると相手の思考の助けになるか

あなたのちょっとした配慮で救われる人は多くいます

余裕を持って話を聞いてあげてくださいね