脳が勝手に動き出すスイッチの入れ方

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「やる気が出たらやろう」

「いつかこれができたらいいな」

そう思っているだけで、気づけば夕方…なんてことはありませんか?

実はこれ、あなたの意志が弱いからではありません。「脳のスイッチの入れ方」を勘違いしているだけなんです。

多くの人は「やる気(思考)→ 行動」という順番だと思い込んでいますが、脳の仕組みは逆です。

「行動 → やる気(思考)」

動き出した後に、やる気がついてくる。これが脳の正しい性能です。

なぜ「動くのが先」なのか。

私たちが狩猟採集民だった頃を想像するとわかりやすいでしょう。

例えば、草原で「美味しそうな獲物(ウサギ)」を目撃した(視覚刺激)とします。

その瞬間、身体は反射的に走り出しますよね? 「走ろうかな、どうしようかな」なんて考えていたら逃げられてしまいます。

そして走り出した後で、脳はフル回転を始めます。「どう追い詰めるか」「どこに何を投げるか」

つまり、視覚刺激でスイッチが入り、行動した後に脳が本気になる(自動操縦モードになる)のです。

木の実を探す時も同じです。「あそこに美味しい木の実があったはずだ」という場所のイメージ(記憶・視覚)があり、「行けば食べられるかも」という期待があるから、足が動きます。

これは現代で言えば、「お弁当が食べたいからコンビニへ行く」のと同じです。

「お弁当(報酬)」が明確に見えているから、私たちは迷わずコンビニへ足を運べるのです。

さて、現代に戻りましょう。

あなたが「やる気が出ない」と悩んでいるのは、資格取得やダイエットといった「成果(獲物)がすぐには見えないもの」だからではありませんか?

目の前にウサギがいれば誰でも走れます。でも、「勉強」や「運動」は、その場ですぐに美味しい思いができるわけではありません。

視覚的な刺激(獲物)がないから、狩猟本能のスイッチが入らず、動けないのは当然です。

だからこそ、脳に「獲物」を強制的に見せる工夫(視覚刺激)が必要です。

大学に行きたいなら志望校の写真を、痩せたいなら理想の腹筋の写真をスマホの待受にするなど、「動いた先にある報酬」を視覚的にインプットするのです。

しかし、ここで一つ残酷な事実をお伝えします。

人間は「写真を見ただけ」ですぐに行動できるほど、単純な生き物ではありません。

ソファでゴロゴロしながら写真を見ても、「ふーん」で終わってしまうことが多いのです。

そこで、私が提案したいスイッチの入れ方があります。

それは、「5分程度散歩した後に、視覚刺激を見る」ことです。

まず、何も考えずに家の周りを5分歩く。

身体が温まってきたところで、目標の写真(視覚刺激)を見る。

そのまま机に向かう/運動を始める。

なぜこれが効くのか?

それは、「歩く」という行為自体が、脳を「探索モード(狩猟モード)」にするからです。

獲物を探して歩いている状態(探索モード)の時に獲物(写真)を見つけると、脳は「あ!ターゲット発見!」と強く反応し、報酬スイッチがカチッと入ります。

不思議なくらい、家に帰ったらそのまま勉強や作業に入れますよ。

「動いている時に視覚刺激を入れる」。これが脳を自動操縦するコツです。

まずは靴を履いて歩こうってことです。

歩くことはメンタルも安定するので、スイッチが入らなかったとしてもお勧めします。

「やる気」なんて実体のないものを待つのは、もうやめましょう。

まずは写真を準備して、そして靴を履いて5分だけ歩いてみてください。

これでも難しい場合もあるので、その時は目標が価値観と一致していないかもと疑ってみてください。

あなたの人生が毎日の行動で光り輝くことを祈っています。

一緒に行動していきましょう。