会話形式悩み相談ショート

親の悩み 進路選択の会話

家族だからこそ

親「来年受験なのに、どこか高校の説明会行かないの?」
子「えー、近くのA高校行くからいいって」


親「はあ?あんた、A高校のレベルわかってんの?」
子「どこかには受かるって!」

親「そんなに勉強もしてないくせに、よく言うね」
子「テスト近づいたらやるから!」

親「その口癖、この前の定期テストの時も言ってたでしょ?結果ボロボロじゃない!」
子「次は大丈夫だって!」

親「大丈夫大丈夫って、根拠は何?友達とか部活の先輩にどこ受験するか、ちゃんと聞いてきなさい!」
子「……わかったよ!」

親「“わかった”って口だけじゃん!前も同じこと言ったよね!」
子「うるさいな!毎回毎回しつこいんだよ!」

親「しつこい?あんたの将来のために言ってんでしょ!」
子「俺の人生なんだから、俺が決める!」

親「じゃあ勝手にしな!やる気ないなら学費なんか出さない!働け!」
子「……!」

解説

家族だからこそ厳しく言ってしまうのは、多くの人が体験しています

言わなくてよい一言がつい出てしまうのが家族の会話

また言い過ぎたな。。とか、余計な一言だった。。と感じるのなら

「その悩みが社会を良くする」このコンテンツのテーマです

距離が近いほど欠点がよく見えてしまい、感情が乱れる

家族への期待や願いが強くなり、失望や苛立ちにつながる

自分だけが特別なのではなく、多くの人が同じ悩みを持っています

特に子供の学業面については、親の課題を子の課題にすり替える場合があります

具体的に言うと、もっと勉強しておけば良かったと親が思っているので、子どもに強要してしまうこと

10代の学習が人生に影響を与えることを否定はしませんが、本人の課題と他者の課題の分離は必要かもしれません

子の幸せを願っての裏にある、今の自分が幸せでないとしたら強い口調になるのも当然です

ここで立ち止まって

学ぶ必要があるのは誰?

子どもの行動はコントロールできる?

学ぶ必要があるのは、おそらく私

親子といえど、他人のことはコントロールできない

あなたの気持ちが少し楽になれば嬉しい

そのあとは、自分を責めず、全く違う会話で余裕を持って接してみて

家族との会話

密接だからこそ気づきも多い

日々感謝して

身近な人を大切にしたい