能力が高い、かつ察しがいい人ほど

・異変に気づく

・先回りできる

・他人の感情を処理できる

・場の空気を読める

・責任感が強い

・修復できてしまう

そのため、意図せずとも

組織の“緩衝材”になってしまうことが多いように思います。

そのような人は、

「なぜか仕事が集まる人」です。

例えば、

・気づくと調整役になっている

・困っている人を放置できない

・“まぁ自分がやれば早い”になる

・感情的な人のフォローをしている

・トラブルを未然に回避している

でも、本人も周囲も、

それを一つの「能力」と認識していないことがあるように思います。

能力があって気づける人ほど陥る穴

1つめの穴: 「自分がやった方が早い」

これは短期的には正しい乗り切り方かもしれません。

でも長期的には、

・属人化

・抱え込み

・育成停止

を起こしてしまいます。

2つめの穴:「察知能力」が高すぎる

感じ取れる人は、

・相手の不安や緊張

・怒り

・違和感

を先に拾いあげます。

だから、無意識に場を整え続けてしまう。

そこにエネルギーを注いでしまう。

これは“見えない労働”です。

3つめの穴:責任の所在が曖昧になる

能力が高い人ほど、これまでの経験値もあり、

“自分がやれば回る”がみえています。

だから、

限界を超え続けてしまうこと

境界を越えて役割外の責任までを引き受けてしまうこと

に注意が必要です。

4つめの穴:身体の反応として起こりやすい

・脳が常時警戒状態

・神経系が休まらない

・「考える」より先に反応している

・他者の感情処理を引き受けている

このような反応があれば体のSOSと受け止めましょう。

やめたり、休んだりする早めの対処が必要です。

対策を考えてみました

対策1:「気づいても、全部は拾わない」

気づける人ほど、“気づいた瞬間に動く”を意識的にやめる必要があります。

3回気づいたうちの、1回だけ拾うくらいでも十分です。

トラブルがあっても自分が関わる仕事でなければ静観し見守ることも大切。

その結果として組織が崩れてしまったとしたら、

その程度の場所だったと割り切って考えてもよいように思います。

だいたいにおいてそのような組織は、

たくさんの犠牲や無理のもとで成り立っていたりもします。

脆い組織にこれ以上たくさんの人々がエネルギーを注がなくてよかった

軌道修正するよい機会になった

と前向きに捉えてみてもよいかもしれません。

能力があり察しがいいタイプの方は、自分さえ崩れずに保てていれば、

いくらでも、困るほどに仕事が来るので心配ありません。

対策2:「役割を言語化する」

「なんとなく支える」をやめてみる。

誰が決めるか

誰が持つか

どこまでやるか

を明確にしてみるのです。

事態の経緯や状況を言語化し、

「ここはお願いします」と本来の役割に戻す。

責任を本来の形に戻すことは、

人材育成の点からも大切だと思います。

対策3:安心できる関係性を維持する

これはかなり貴重で、大切なことです。

高い感受性をもつ人は、

“神経系が休める相手”が必要です。

仕事外のコミュニティをもつのもよいでしょう。

信頼できるオンラインでのつながりや、推し活も素敵です。

関係調整能力が高い方は、“関係”の中で回復できる可能性が高いのではないかと思っています。(ちょっとこれはまだ仮説検証段階ですが)

能力があって気づける人は、自分の立つ場所を

わりと簡単かつ速やかに整えることができるように思います。

大切なのは、

“立つ場所を自分で決めること” ではないでしょうか。

もっといえば、“自分で決めた” という自己決定の感覚をもち続けることだと思います。

どこにいても、誰と一緒でも、自分を見失うことがないように。

能力があって気づける人は、これからの社会でますます必要とされる人だと思います。

(F)