マインドが固まってきたらスキル

A: 「やっぱり私、カフェでの接客が天職かもしれない! お客さんの『ごちそうさま』が聞けるだけで、本当に幸せなんだよね。」

B: 「出た、カフェ愛(笑)。でも、なんでそんなに好きなの?」

A: 「空間作りかな。私が環境を整えることで、人がゆったりリラックスしていく様子を見るのが好きなんだよね。将来的にはさ、オリジナルのカフェを作って、美味しいもの食べて元気になってもらえるような、そんな癒やしの空間を作りたいんだ。だから、管理栄養士の資格も取ろうかと思って!」

B: 「おー、夢が広がってる! 資格の勉強も始めるの?」

A: 「……って思うじゃん? でもね、週末になるたびにすっごい落ち込むの。夢に向かって進めてる実感が全然なくて。」

B: 「え、どうして? あんなに目標はっきりしてるのに。」

A: 「それがさー、自分でもよくわかんないの! やりたいことはあるのに、日々の自分の行動がそれに伴ってないっていうか……。ただただ時間が過ぎていって、なんか全然『しっくりこない』んだよね。どうしたらいいんだろう?」

B: 「あー……めっちゃわかる! 実は私も最近、全く同じこと思ってた!」

A: 「え、Bも!?」

B: 「うん。私さ、スポーツジムのインストラクターになりたいってずっと言ってるじゃん? だから自分でもトレーニングしたり、知識もインプットしてるつもりなんだけど……。いざ振り返ると、本当に夢に向かって進めてるのかどうかって、すっごく微妙で。」

A: 「そうなの!? Bはちゃんと行動してるイメージだった。」

B: 「全然! 休みの日に『よし、今日は資格について調べよう!』って思ってたはずなのに、気がついたらスマホで関係ない動画見て1日終わってたりしてさ。で、日曜の夜に『私、今週何やってたんだろう……』って自己嫌悪。」

A: 「それ、完全に今の私だわ……。なんでだろうね? 2人とも『これがやりたい!』っていう目標は、なんとなく見えてるのに。」

B: 「本当だよね。気持ちはあるし、やりたいこともわかってるはずなのに。いざ日々の行動ってなると、なんでこんなに空回りして、そこに向かっていかないんだろう……。」

解説

そう、目標は見えているはずなのに、なぜか行動が伴わない。
この「しっくりこない」正体は、自分の「やりたいこと」と「日々の行動」がうまくリンクしていないからなんです。

マインドが定まってきたら、次はそれを形にする「スキル」が必要です。

私の北極星<生きる指針>は、今のところ「毎日誰かに貢献し、少しだけ良い世界にすること」。これは、また生きる中で変化していくかもしれません。

今回は、この北極星に向かうためのスキルとして、私が大切にしているものを一つ紹介します。

スキル名:「俯瞰(ふかん)」

日々タスクをこなすことに夢中になっていると、どうしても目の前のことだけで視界が狭くなってしまいます。
ただ、ここで「俯瞰」を使うと、物事を大局的に見ることができるようになります。行きたかった方向と違う場所にたどり着かないように、コンパスで現在地を確認する作業ですね。

俯瞰とは、視界を今いる場所から「空」へと移し、全体を眺めるようなイメージ。簡単に言えば、思考のベクトルを変化させることです。

私が実際に行っている俯瞰スキルの具体的な手法は、「今日の行動を毎日手帳に書き出して、見える化すること」です。

週の終わりに自分の北極星を再確認し、手帳を眺めながら「やめるべきことはないか」「短い時間でも、新たに始めた方が良いことはないか」を考えます。
ここで最も重要なポイントは、「やめること・捨てること」を絶対に先に考えるという点です。何かを手放して余白を作らないと、睡眠時間を削るなど悪い方向に向かってしまうからです。

次は行動の「見える化」です。
例えば、手帳に書いた日々の行動に色をつけて視覚化します。

  • 目標に直結している行動:青
  • 目標に近い行動:黄色
  • 目標とは違う行動:赤

赤が多い週は「一旦立ち止まって何かを見直すサイン」だと感じますし、青が多ければ「このまま進もう」と判断できます。

自己との深い対話は、手帳から

自分が納得いく行動ができた週は、とても気持ちが良いものです。手を動かして記録することで、「今日は誰かの役に立ったかな?」と、毎日自然と自問自答できるようになります。

ただ、遠くのゴールばかりを見すぎると息苦しくなるので、ほどほどに調整することも必要です。自分の一番の理解者は、自分自身ですから。

少しでも北極星に向かって進んでいれば良いですし、まったく進まない日だってあります。台風が来ることもあれば、追い風に乗る時もあるのが自然です。

スキルは、実際に使ってみながら自分に合わせて調整していくことが大切です。
週末にふと「モヤッ」としたら、ぜひ一度手帳を開いて試してみてください。